コンテンツだけじゃ飯は食えない
同じく,はてなブログを更新している友達は
ひざきくんとは違って,かなりタメになる記事を書く.
ひざきくんは,コンテンツ至上主義者であるので,
人が起こした,自分が起こしたコンテンツはばら撒きたくて仕方ないのだ.
でも,今回は,友達をマネて,タメになりそうな記事を書こうと思う.
(タメになるとは言ってない.
しかし,ひざきくんはタメになりそうな唯一のネタは,
自分がやってる研究の [通信方式] に関することである.
「通信方式」といえば,思い浮かぶ言葉に「LTE」がある.
松岡修造が出演している某CMでは,「速い」をウリにしている.
でも,LTEはある条件下で「速い」のであって,常時「速い」ワケではない.
ウチの研究室で,下級生向けにLTEを説明するときは,「高速道路」を例に出す.
夏休みでもなんでもないただの平日は
高速道路は間違いなく空いている.つまり,下道に比べて遥かに高速である.
しかし,お盆だったり,行楽シーズン等では,渋滞が発生し,
むしろ高速道路を利用するより,下道の方が速い場合もある.
つまり,高速道路を使用する意味は大してない.
こんな感じで,利用者の数が速度に大きく影響を及ぼす.
LTEでも同じようなことが言えるのだ.
深夜帯などでは,みんなが寝静まっているから利用者が少なく
高速の通信を行うことが出来る.
しかし,昼間は,みんなが携帯やら通信機器を使いだす.
そうすると,高速道路で例にしたように,情報の渋滞が発生し,
高速の通信が行えないのだ.
つまり,LTEで通信する意味は大してないのだ.
じゃあ,「なんでLTEを使っているのか?」っていう話に当然なってくる.
ここで,通信方式を研究している人たちで見解が分かれてくる.
・「LTEじゃなくて全く違う通信方式を考えよう」
・「LTEをさらにパワーアップさせて現状を打破しよう」
すぐに思い浮かぶのは上に挙げた2つだ.
実際は,後者のLTEをパワーアップさせる方で動いている.
その名前は「LTE-Advanced (LTE-A)」と呼ばれるものである.
LTE-Aは,LTEから何が変わったのかというと中身は何にも変わってない.
さきほど例に示した状態にならないように,
電力を従来よりたくさん使うだけである.
つまり,「高速通信出来る代わりにめっちゃ電池喰うよ」っていう通信方式.
携帯とか良く使うひとからは,あんまりウケは良くなさそうである.
ひざきくんが研究しているのは,ウケの良くなさそうな後者ではなく,
前者の「新しい通信方式を考える」方である.
この話は,また意識が高くなってきたときに記事にしようと思う.
分かりにくい説明ですまんの.