研究発表を英語でやらせる意味
「もしかしたら,キミたちの代から学位認定試験受けなくてもいいかもしれない.
そしたら,試験勉強する時間分だけ暇でしょ?とりあえず,その分は英語の勉強
に使いましょ.発表会で研究内容の3分スピーチしてもらうから.」
ってことで,英語を使って研究内容のスピーチをすることになった.
ゆくゆくは,本科・専攻科の発表会は発表・質疑は英語でやることになるらしい.
正直,僕はこれには大反対だ.
理由はいくつかある.
■日本語で研究発表するのもままならないのに,英語で発表させる
意味が分からない.
「研究」なんだから,「発表するツール」じゃなくて,
「研究内容」に着目するべきだろう.
■英語発表推進派の動機が良く分からない.
1.「他の高専はみんなやってる」
2.「ウチの高専の英語教育は遅れてる」
3.「歳とってからじゃ英語は覚えられない」
4.「ほとんどの企業が英語を必要としている」
が最近の口癖の推進派.
1,2に関しては,僕ら学生のせいじゃない.
他の高専がやってるからウチもやる,
英語教育が遅れてるから慌てて始める.
こんなようじゃ,誰もやる気起きない.
3に関しては,宇宙飛行士の油井さんの言葉.
「年をとると能力が衰えると言われるが、
それは事実ではないと思う。
若くはないが限界を設けることなく、
やればできるということを多くの人に見せたい」
これぐらいの意気込みがありゃ,覚えられるだろ.
4に関しては,これを読んでくれ.
パッと考えて上記2つ理由があった.
ほとんどの先生・学生からは不満が出ている.
これを見ぬフリして半ば強引にやってる英語推進派のヤツらは
「研究発表を英語でやらせる意味」
もう少し(いや,かなり)考えてみてほしいなぁ~~~